7月13日、都庁議事堂レストランを運営しているはなまるうどんとの団体交渉をやり抜きました。

●小池知事は現れず!
 私たちはこの団交に小池知事も参加するように要請しましたが、小池知事は現れませんでした。
 まったくあきれた「都民ファースト」です。
 しかし私たちは逃がさないので覚悟してくださいよ。小池さん。
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 ●契約書の不正について
 はなまるうどんは、柿沼さんと雇用契約を結んだ際に、2016年9月5日から2016年10月31日の雇用契約書を渡していました。そして柿沼さんは2017年4月まで働いていたのですから、当然契約は自動的に更新されていたわけです。
 ところがはなまるうどんは、柿沼さんを不当解雇した後に、2016年9月5日から2017年4月30日までの雇用契約書を出してきたのです。違う内容の契約書を発行していたのです。これは明らかに犯罪であり、詐欺行為です。そしてはなまるはこの契約書を理由に、柿沼さんの雇用契約は一度も更新していないので、解雇は「雇止めだ」、「最初の契約を更新しなかっただけだ」と主張し始めたのです。しかし第一回団交の場で柿沼さんが10月31日までの雇用契約書を示すと、はなまる側の弁護士は大動揺し、調査すると繰り返し、二回目の団交では「システムのバグだった」などといい加減な説明でごまかそうとし始めました。
 そして今回の第3回団交ではなまる側は、なんと「調査した結果、議事堂レストランだけでなく、その時期に発行した雇用契約書はみんなそうなっていた」というさらに驚くべきことを言ったのです。本当なのか?
 そこで「じゃあ何人ぐらいそうなっていたのか?」と聞くと。
 「言えない。いう必要はない」とはなまる弁護士。こんなことが信用できるでしょうか?
 しかも会社は「会社側が持っている契約書が正だ」と言い張っているのです。まさに詐欺師そのものの詭弁です。
 労働者に違う内容の雇用契約書を発行して自分たちの持っているのが正しい契約書だと言い張るブラック企業を許してはいけません。
 
●極端に少ない労働時間契約
 しかもはなまるのつくった雇用契約書は「週2日、6時間」と極端に少ない数字になっていたのです。しかし実際には柿沼さんは週4-5日、休憩を入れて一日6時間、すわなち週30時間近く、月130時間を超えて働かされていたのです。しかもはじめの月からこれだけ働いていたにもかかわらず、最初の2か月間、柿沼さんには雇用保険が掛けられておらず、そのために今回の解雇によっても雇用保険を受け取る資格がなくなっているのです。
 社会保険をかけないための違法契約ではないのかという私たちの追及に対して、はなまる側はなんと「2か月連続で月130時間を超える労働をしないと雇用保険に入れない社内規定にしたがっただけだ」と回答。
 しかし法律ではパートやアルバイトであっても週20時間以上の労働をさせた場合に会社は雇用保険を掛ける義務があるのです。
 はなまるうどんは公然と違法な社内規定を設定して、義務となっている社会保険をかけないための契約書を作成し、運用してきたのです。
 まさにブラック企業の正体がつぎつぎと明らかになってきました。
 
●毎回変わる解雇の根拠
 さらに柿沼さんを「雇止め」にした根拠とされている職場でのビラまきや署名集めの実態について、会社側はいつどのように現認したのか毎回いうことが変わり続けています。「チラシとか新聞のようなものが机の上に置いてあるのを見た」「中身はよくわからない」とあやふやなことを言い。「スポーツ新聞でもダメなのか?」と聞くと「やり方、受け手の問題だ」などといい加減な回答をして、結局は「よく覚えてない」「印象」などといいはじめ、とうとう「あやふやなことはありますね」と認めたのです。そんな「あやふやな」ことで一人の人間を解雇していいのか!

●「店舗は雇止めする気はなかった!」
 さらに決定的なのは、4月いっぱいのシフトに柿沼さんの仕事が組み込まれていたのに、4月3日に解雇をしたことについて、「シフトに入れておいて雇止めをするようなことが普通あるのか?」という質問に
 はなまるは「店舗は雇止めする気はなかった」と回答したのです。つまり業務上は問題がなかったと店舗=店長は判断していたことをはなまる側が認めたのです。店長が解雇するような問題ではないと思っていたのに、はなまるの本部がビラまきや署名運動などを理由に解雇を強行したことがますます明らかとなりました。

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●「憲法は労働の権利を保障してない」を撤回・謝罪
 前回の団交では、会社側が柿沼さんに「もうシフトに出なくていい」と通告したことに対して、「労働の権利があるじゃないか」「憲法に規定されている」と私たちが主張したことに対して会社側の弁護士が「労働の権利は憲法には明記していない」と自信をもって主張し「憲法のどこに書いてあるのか言ってみろ。言えないだろ」とまで言っていました。
 弁護士がそこまで自信をもって言うので、と帰って調べたところ、しっかり27条に「勤労の権利・義務」が規定されているのでした。
 今回私たちが弁護士に憲法27条を読んでみてくれというと、はなまるの弁護士はタブレットをつついて、自信をもって読み上げて初めてそれに気づいたらしく「これは権利じゃない」と狼狽して口走ったものの、みんなに弾劾されると「書いてありました。私が間違っていました」と認めざるを得ませんでした。
 これがブラック企業と、企業弁護士の実態なのです。
 闘わなければ憲法なんてあってもないのと同じなのです。

●東京都との契約関係を秘密に!
 最後にはなまると東京都との契約書がどうなっているのかを質問しましたが、弁護士は必死になって「回答する必要はない。今回の問題とは関係ない」と回答を拒否しました。「回答しない方が不自然で、やましいことがあると思われますよ」という追及には「守秘義務、機密条項がある」とまで言ったのです。ますますあやしい。「あなたたちが解雇を判断した3月31日に小池知事を批判するデモに参加していたのだから。東京都との関係がどうなっていたのかは重大問題でしょう」という追及にはなまるは、示し合わせたように全員が「そっそんなデモがあったんですか?!へぇー私たちは知りませんよ。知りません」と白々しいウソをくり返していました。こういう一つ一つの態度が、実は彼らが政治的な解雇をしたことを裏付けているのです。

●都庁前で抗議行動を貫徹!
 団交をやりきって、私たちは都庁前に移動して抗議行動を打ち抜きました。
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 たくさんの人が立ち止まって、署名をして、カンパをしてくれました。

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 訴える柿沼さん。

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 根津先生もみんなの問題ですとアピール!
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●9月4日の都労委調査が決定! 座り込み闘争を開始します!
 小池知事とはなまるを相手にした都労委の調査がついに9月4日に始まることが決まりました!
 そこにむけて、私たちは7月27日から毎月第2、第4木曜の午後5時から7時
 小池知事弾劾、解雇撤回の座り込み行動を開始することを決定しました!
 闘いはこれからです! 皆さんの合流、座り込みをよびかけます!