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1923年の関東大震災から94年となる1日、震災時に虐殺された朝鮮人を追悼する式典が東京都墨田区の都立横網町公園で開かれました。
 昨年まで東京都知事と墨田区長が送る慣例だった式典への追悼文はなく、小池百合子都知事と墨田区の山本亨区長は今回、「3月と9月の都慰霊協会主催の大法要で犠牲になった全ての人々を追悼する」として朝鮮人追悼式への追悼文送付を取りやめたのです。
しかしこの日の追悼式は、このことで逆に例年の倍くらいの参列者になったそうです。
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私たちもこの日最寄り駅の両国駅前でチラシ配布と署名活動をしました。皆さんが小池都知事へのものすごい怒りを口々に語られていきました。
動労東京の吉野元久委員長がマイクで訴えました。「小池はついに極右の正体をさらしました。戦前、日本と朝鮮の労働者の国際連帯を破壊するために、国家権力が震災に乗じて多くの朝鮮人を虐殺した事実を消すことは絶対にできません。今、再び排外主義をあおって朝鮮侵略戦争を狙う小池や安倍を労働者の力で今すぐ倒しましょう!」

8月25日の定例の記者会見で、小池都知事は以下のように述べています。

「これまでも都知事として関東大震災で犠牲となられた全ての方々への追悼の意を表し、全ての方々への慰霊を行なってきた」
「今回は全ての方々への法要を行いたいという意味から、特別な形での追悼文提出を控えた」

報道陣が「民族差別が背景にあるような形で起きた不幸な悲劇について、特別にその追悼の辞を述べることについて特別な意味は見出されないのか」と、質したのに対し小池知事は、「民族差別という観点というよりは、災害の被害、さまざまな被害によって亡くなられた方々に対しての慰霊をしていくべき」と言い放っています。絶対に許せません。

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1923年9月1日に発生した関東大震災に際し、「朝鮮人が放火し、井戸に毒を入れた」などの事実無根のデマが流布され、出動した軍隊、憲兵隊、警察、さらには在郷軍人会や消防団を中心に組織された自警団の手で、6千人以上もの朝鮮人、700人以上もの中国人が虐殺されたことは歴史的事実です。
また、「南葛労働会」という戦闘的な労働組合の拠点だった亀戸町(現・江東区亀戸)では、朝鮮人とともに労働運動の指導者らが捕らえられ、警察署内などで殺害されました(亀戸事件)。
 これらは、当時の国家権力が意図的に組織した虐殺でした。震災翌日に戒厳令が布告され、総員6万4千の陸軍兵力と軍艦150隻が東京一帯に動員される中、内務省警保局は全国の地方長官あてに次のように打電したのです。
「東京付近の震災を利用し、朝鮮人は各地に放火し不逞の目的を遂行せんとし、現に東京市内において爆弾を所持し石油を注ぎて放火するものあり。......厳密なる取締りを加えられたし」
 さらに警視庁は「鮮人中不逞の挙についで放火その他の凶暴なる行為に出ずる者あり」と各署に通達。
 こうして朝鮮人への憎悪をあおり立てた上で、軍と警察主導で虐殺が行われたのです。

この背景には、ロシア革命に続く国際連帯の広がりへの恐怖があったと言われています。19年の朝鮮での3・1独立運動、中国での5・4抗日運動。国内でも18年米騒動に続き、鉱山や製鉄所での大規模ストやシベリア出兵反対闘争が全国で激発。20年5月に初のメーデー、同年6月に神戸の三菱・川崎両造船所の大ストが闘われています。
 
 小池知事や安倍政権が今、何よりも恐れているのは、こうした国際連帯の発展です。労働者階級の民族・国籍・国境を越えた団結こそ、戦争を止め、社会を根底から変える力です。
だからこそ小池都知事は団結の破壊・分断を狙って必死になっているのです。

正体をむき出しにした小池を打倒しましょう。都庁福島署名解雇撤回の闘いは、小池を許さないあらゆる闘いと連帯します。
9.4都労委闘争突入集会にお集まりください!

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