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柿沼庸子さんが都庁レストランを解雇されてからちょうど1年の4月3日、解雇弾劾一周年の集会が行われました。阿佐ヶ谷地域区民センターの会場のイスと資料が足りなくなる120人の参加。
ここにこの1年間の勝利性が示されています。
写真と基調報告などを中心に報告します。

まずは、事務局作成の「都庁レストラン解雇1年間の闘い」動画上映。
福島署名解雇の原点と1年間の軌跡がよくわかる出来映えで満場拍手喝采!



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司会と進行役を務める西部ユニオン・なんぶユニオンの仲間

呼びかけ人から3人
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根津公子さん(君が代不起立被処分元教員)
「闘いのなかで、見違えるように成長しました」と柿沼さんと息子さんの闘いを讃え、共に闘うエール。

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弁護士の森川文人さん。
「東京都迷惑防止条例」を、「『市民運動や労働組合には適用しない』ってどの口が言っているんだ!」と警視庁を弾劾。全学連の国賠訴訟で徹底的に警視庁公安を追いつめています。

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ふくしま共同診療所の布施院長。
福島で被曝強制と闘う診療所として全国・全世界からのカンパで運営され続けています。

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基調報告ー「許さない会」事務局長の佐藤賢一さん。

「解雇当初から、どういう闘いをするのか、『解雇撤回』か『解雇弾劾』か、福島隠ぺいの国策に対する階級闘争かの討論が始まり、具体的に都庁議事堂レストラン前での闘いが始まったのは。ふくしま共同診療所の署名をまわしたから解雇という報に、福島から、動労水戸から関東地方からも合同労組の仲間が駆け付けた。」と運動の出発点での方向性の議論を振り返り、

昨年7月からは都庁議事堂レストラン前で月2回(第2・第4木曜)の座り込み闘争開始、4回の団交、東京都労働委員会での5回の調査、その後での開示請求で東京都の使用者性を認める大きな成果が上がっています。小池都知事を主敵として「はなまる」を第2の当事者として措定してきたことがまったく正しいものとしてあらわれはじめています。小池打倒の姿勢を鮮明にして闘い続けてきたことが路線的柱になっています。」と総括しました。

そして「これらが小池都知事を徹底的に追いつめ、都庁内外のつながりを作り、ついに上山特別顧問体制を崩壊させる原動力となった。『東京都迷惑防止条例』(小池版「共謀罪」)は、追いつめられた小池が議会内などの反動の結集による延命をも意図して繰り出したもの。都庁闘争(職員へのビラと月2回の座り込みの物質力)が引き出したものであり、またこれを打ち破る力も都庁レストラン闘争の発展の中にあるということです。」と、闘いの現段階と展望を示しました。

「都庁内外の労働者を正規・非正規問わず組織するユニオン「分会」を作っていこう、築地の労働者とつながり組織しよう。4・14「築地移転を絶対止める」集会へ。」と締めくくりました。

今回の集会に、都庁職内からも激励メッセージが寄せられ、拍手で確認されました!
また、多くのメッセージを全国各地からいただきました。ありがとうございました!

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解雇当該の柿沼庸子さんは、自分の生い立ちから含めた人生とこの1年間を通しての思いを語りました。
抜粋して紹介します。

息子が産まれるまでは本当の意味で『守りたい存在』『命の尊さ』『何故人は生きるのか』『愛とは何なのか』ということに正面から向き合わず、自分の好きなことやって自分がいつ死んでもどうでもいいという人生を送ってきた人間です。
息子が生まれて、人生で初めてひとつの命を守るために必死で育ててきました。

しかし、3.11のふくしま原発事故があってから全く展望が持てなくなった。大切な存在すら守れない。途方にくれ不安しかありませんでした。

そんな中 知人から『国会前で声を上げてる人達がいっぱいいるのにテレビ新聞では一切やらないわよね』と言われ、今 社会では何が起こっているのか?ということに初めて向き合おうと思いました。
政治なんか関係ない、どうでもいいと思ってきたことが、全ての人達の生活・人生に関わって来ることなのだと、長い歴史の中で闘ってきた労働者、 青年・学生そういった人々の命がけの人生があったから自分達は生かされてきたのだと知りました。

親の介護を通して、医療・福祉の現場が民営化・外注化され、どれ程過酷な労働現場で低賃金で働かされているのか知りました。
そして自分の職場でも同じことが行われている。資本主義社会とはこういう事なのかと突きつけられてきた中での昨年の4・3解雇でした。

子どもを学校にやりながら、親の通院に付き合いながら家事をこなしながらこの一年闘って来れたのは、本当に多くの人達が一緒に闘ってくれたからです。そして心身共に支えてくれた存在があったからです。

私はこの闘いを通して、一人ひとりの存在、この社会の中で分断され支配され依存するあり方を刷り込まれる中でもがき苦しみ、それでも引かないで闘い抜いている人達と巡りあって、本当に信頼できる仲間がお互いの存在を思いやって共鳴して、主体的に個々の力を発揮してそれがまた波及していくことをつかみました。

看板ひとつ作るのもビラ1枚作るのも旗を立てるのも事務作業も財政も写真やblogでは見えない所で語りきれないくらいの共同性を見させてもらった一年でした。
人には力があるんだと、本当にこの社会を動かしているのはひとりひとりの結集体なんだと言うことを学びました。

そして、この闘いに賛同して支援してくれる人、料理を作って持ってきてくれたり署名を持ち帰って自分の職場でも集めたり、あらゆる形で一緒に闘争を盛り上げてくれました。

私は、都庁前に色んな人が日々日々座り込んで音楽を奏でたり絵を描いたりタンクローリーやタクシーで埋め尽くしたりして「ここは自分達の物だ!」って言う場にしていきたいと思っています。
そして都庁も築地も皇居も同じ。敵はひとつです。
安倍政権、小池都政、天皇制。一握りの独裁者達をみんなの手で叩き潰して未来を自分達の手で取り戻していく。自分達が主体となって世界を作り替えていく。
そういうイメージを具体的にしていきたいと思っています。

みなさん一人ひとりがかけがえのない存在であるということ、そして一人ひとりが社会を動かしているということを今日 もう一度確認して、隣にいる仲間を本当に信じて、人らしく生きられる世界を実現するために一緒に闘っていきましょう!

『ひとりの仲間も見すてない』を、言葉だけではなく、本当にそれを実現できる闘う労働組合を組織して、ゼネスト-世界革命へ、共に生きていきましょう!


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動労水戸の国分さんが送ってくれた画像2枚追加します↓
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会場は満杯です!


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労働委員会闘争と団交の先頭に立ってきた西部ユニオンの山本副委員長が報告。

東京都こそが「不当労働行為の主犯」

レストラン労働者に対する東京都の使用者性

  ① 「TOKYO都庁議事堂レストラン」の外注化・民営化

    東京都(議会局)がレストランに関する全ての権限を握っていることが、公文書開示請求で明らかになりました。

    「3年ごと」に議会局の「選定委員会」によって、どの業者に使用許可を与えるかを選定することになっています。

    3年で切られるとなれば、正規職を雇用できないことになります。

  ② 年2750万円の使用料免除と「人材支援事業団」への還元

    最初に開示を勝ち取った議会局のはなまるに対する「議事堂レストランの使用許可証」では、レストランの使用料金として年間2750万円、これを免除するとなっていました。これほどの利益をはなまるに与えるなら、東京都の言い分を全部聞くことになると考えていました。

    ところが、議会局とはなまるとの「協定書」を開示させたところ、「年間2750万円の使用料を免除してもよいが、その代わり店舗運営等の売上管理手数料として、一般財団法人東京都人材支援事業団 が運営するプリペイドカードシステムの使用及び管理代金として、売上金月額の100分の5を、事業団に支払わないとダメ」となっていました。

    こういう出店条件で議会局がレストランの運営に絶大な支配力と使用者性があるということになります。

  ③ 「事業団」の評議委員や役員には東京都の管理職と東京都労働組合連合会の委員長、書記長が名前を連ねている。しかし、実質は東京都の事業体として運営されているので、議会局にレストラン従業員の使用者性があることは明白となりました。

  ④ さらに協定書では「議会レストランのサービス形態はフルサービスとする。また、東京都議会関係者から配達依頼を受けたときは、これに応じなければならない。」となっています。これは労働者の人員、配達依頼に迅速に対応するための労働者の雇用の形態にも関係するので、議会局の使用者性は明らかです。

    そしてさらに、レストランのメニューと価格について、「議会局の承認を得なければならない」となっています。

   議会からの注文には、昼休み休憩時間であっても料理配達サービスは連続して行うことになっています。

  ⑤ 協定書ではさらに、「議会レストランの運営に関し、利用者から苦情があった場合等には、迅速かつ適切に対応しなければならない。議会局は議会レストランの運営に関し改善が見られない場合又はその見込みがないと判断した場合、はなまるに対し指導を行う。議会局ははなまるが指導に従わなかった場合、行政財産の使用許可を取り消すことができる。この場合、はなまるは一切の補償を請求することができない。」となっています。

  ⑥ 議会局がレストラン運営に関して一切の権限を持っているということです。

    要は議会局は、雇用主と同じように労働条件等を支配、決定することができる地位にあるので、「使用者」に当たると言えることは間違いありません。

    東京都議会局に使用者性があり、不当労働行為責任があるのは当然です。東京都と議会局が柿沼組合員の帰還強制に反対するふくしま署名、3・31都庁包囲デモ、4・1浪江闘争等の労働組合活動に嫌悪して雇止めに関与したのは間違いないと言えます。


小池の使用者責任が完全に明らかになりました!

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動労総連合の仲間からの連帯アピール。
とりわけ動労水戸の国分さんは、昨年4・1浪江闘争を共に闘い抜いた柿沼さんの解雇闘争は自分たちの闘いだ!との思いで熱く訴えられました。

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合同労組の仲間たちが並び、発言。
群馬合同労組の清水委員長と座り込み闘争のレギュラーメンバーで自らもブラック企業「第一交通」タクシーによる解雇と闘う小倉さん。

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そして新入生との結合をガンガン進めている全学連の仲間たち。

他にも東京都で働く労働者、郵政、医療、また星野闘争を闘う青年などなど、多数のアピールがありました!
特に非正規、そして女性労働者のアピールが多かったことが際だち、都庁レストラン闘争が「非正規職撤廃」の結集軸となっていることが実感できました。

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まとめは、座り込みを毎回先頭で闘う仲間。

●4月10日(火)東京都労働委員会第6回調査10時~都庁第一本庁舎38階)に集まろう!

●5月2日(水)
はなまる団交(予定)に集まろう!

●都庁レストラン前座り込みに集まろう! 4月は12日(木)・26(木)17時~19時


●「許さない会」会員を更に広げよう。 4・14築地集会へ!

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団結ガンバロー!

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もちろん、スタッフ中心の交流会も盛大に。

会場でたくさんのカンパもいただきました。
もっともっとつながって、一緒に闘っていきましょう!