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5月2日、連休の合間を突いて第5回目の(株)はなまる団交を行いました。
今回、団交参加者が最も怒りに燃えたのは、雇用保険遡及問題でした。

会社は柿沼組合員の雇用保険について、雇用直後の一昨年9月ではなく、3カ月後の12月から加入しました。そのため昨年4月に「雇止め解雇」された時に、雇用保険受給資格の「6カ月以上の加入条件」を満たさなかったので、柿沼組合員は申請を行いませんでした。

組合は団交で、受給条件に満たなかったのは、雇用保険に最初の3ヵ月間に加入しなかった違法行為があったからだと主張しました。そしてその原因の1つは、雇用契約書に「正しい就業の日数や就業時間」を記入せず、「週2日、週6時間の勤務」などと実態とは全く異なる虚偽の記載をして雇用し、「労基法第15条(労働条件の明示)と、同施行規則5条」に違反したことだと指摘しました。

会社のもう一つの違法行為は、虚偽の「雇用契約書」を根拠にして、「31日以上雇用する者で、週20時間以上勤務する者については、雇用保険に加入する義務」があるにもかかわらず、実際には週30時間も働いてきた柿沼組合員について直ちに雇用保険に加入しなかった、雇用保険法違反です。

組合はさらに、会社は、昨年7月の第3回団体交渉で「9月に遡及して雇用保険に加入し、受給資格を満たすように」と要求し、会社が検討すると回答したものの、「会社は昨年9月の第4回団体交渉で回答しなかった」と問題にしました。

また、会社は第3回団交から6カ月が過ぎた今年1月、ようやく都労委調査の場で、審査委員に口頭で「遡及し加入する」と告げたものの、組合には一言も直接話をしなかったことを大問題だと追及しました。

団交で会社はまず、デタラメな「週2日、6時間勤務」というデッチ上げの雇用契約書を作ったことを開き直った上、これを根拠にして「当然雇用保険に加入しませんでした」と主張しました。そして、最初に契約書と違って働いていた実績があれば、「本人から言われたら、遡及して加入していますから、違法ではないです」と開き直りました。

しかしこれもまた嘘の言い訳です。柿沼組合員は、入社後店長に「雇用保険に入れないのですか」と聞いたところ、「そういうことになっています」と加入を拒否されていたのです。また、昨年7月の団交で、組合として「遡及加入」を申し入れたにもかかわらず、会社は直ちに遡及加入しませんでした。「本人から言われたら遡及する」とは“真っ赤な嘘”なのです。

浅野部長は、「第3回団交後すぐに、12月以前の分の遡及処理が出来ると確認しました」と回答しました。組合は「それならば、団交後直ちに、遡及処理をすることを組合に通知するべきだった。それをやらなかった不作為は認めるべきだ。」と、謝罪を求めましたが、会社は「違法行為の指摘を受けるほどのことでない。」と、最後まで開き直り続けました。

言うにこと欠いて、浅野部長は「雇用保険に入ったのは柿沼さんだけ。他は申請がないからしていない」と言い放ちました。
ブラック過ぎるはなまる資本! これは一人柿沼さんだけの問題ではなく、全国に存在する「はなまるうどん」などに勤務する全労働者の問題です!

結局、昨年7月の時点で会社が遡及加入する手続を行っていれば、柿沼組合員は、はなまる入社以前に加入していた年数を加算して180日の保険を受け取れたところ、会社が今年1月まで遡及手続を行わなかったため、期限切れで90日分の受給となってしまいました。

(株)はなまるの非違行為・違法行為・不当労働行為の罪状は団交を重ねるごとに強まるばかりです!

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その他、2時間の団交時間で、「契約書の会社控えと本人控えが違う問題」などを追及しました。

組合は、柿沼組合員が渡された雇用契約書の「契約期限」が「16年10月末日」で、会社控えの方は「17年4月末日」と異なっていたことを大問題だと、説明を求めてきました。
会社はこれまで、「店舗端末からは会社控えと本人控えで、契約期限は同時に変更される。しかしシステム端末からは別々に変更できる」と説明してきました。組合は「システム上ありえないことだ」と追及を続けてきたところ、会社は今回になり、「システム側からも、店舗側からも、入力した結果が違うということはない。」と認め、さらに店舗では「契約終期」を入力することはないことも認めました。

組合は、今回のような大問題が起きたことから、会社控えに「契約終期」を入力したなら、自動的に本人控えにもそれがコピーされるよう修正すべきだ」と主張したところ、会社もシステム担当者に修正を要求したけれど、システム担当者は「それは出来ない」と回答したと説明しました。
それもありえないことです。労働者一人について契約期限が異なる複数の契約書が存在するという重大もんだいである以上、組合がシステムに立ち会いして確認するか、団交にシステム担当者自身が出席してせきにんある説明をすべきです! 更に追及していきます!